童門冬二の本
たまには気分を変えて、読書ネタでも・・・・・・。

今年の大河ドラマの関連本ということで、年末にイオンモールの本屋で偶然手にした本が、「全一冊 小説 直江兼続 北の王国」(集英社文庫)でした。
もともと別の出版社から上下2冊で出ているものを1冊にしたので分量は多く、文庫本にしては952円とちょっと割高。しかしながら、新品を買う価値は十分にあり。

分量の割には読みやすいし、予備知識が無くても内容をよく理解できる。著者の童門冬二という作者は、歴史上の出来事を現代社会のそれに置き換えて自分なりの解釈、考察をしている。そう言う意味では、作者の個性が非常に強く現れている。歴史小説の形を取った現代のビジネス小説といった雰囲気。

これを読み終えた後に、藤沢周平の「密謀」(新潮文庫)を読んだが同じ人物を扱っているにしても、こちらは非常に読みづらく、前述の本である程度の知識を付けたから楽しめるようなもの。先にこっちを読んだら、途中でやめてたかもしれない・・・・。

・・・で、今は同じ作者の「全一冊 小説 上杉鷹山」を読んでます。直江兼続よりも150年ぐらいあとの上杉家の話。今で言う倒産、廃業の危機に瀕した米沢藩を如何にしてに立て直すか。既得権を守ろうとする抵抗勢力はいつの時代にもいるもの。こういった勢力と、どう向き合っていくか?こちらもまさしくビジネス小説。

このほかにも、歴史では2番手、3番手に位置しながら、その業績は注目に値する人物を取り扱った作品が数多くある。しばらくは童門ワールドに浸かっていそう・・・・・。
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by kurisuke64 | 2009-01-30 00:10 | その他